女性のキャリアを考える会。いいでしょう。じゃあ、男性のキャリアを考える会はいつやるの?

こんにちは。サナです。
初めての女性総理誕生という歴史の節目、痺れましたね。
女性の活躍という切り口に注目が集まる中、私の生活でも「キャリアって本当に男女平等なの?」と思う出来事がありました。

*****

最近、仕事で「女性のキャリアを考える会」に参加した。
同じ業界の色んな会社の女性が集まる会で、下は20代から上は50代まで。
内容は、第一部が講演。
正社員採用は男性のみ、育休制度なし、妊娠出産で閑職に・・・という時代を乗り越え、今輝いている(それなりのポジションについている)方達のお話だ。
そして第二部がグループワーク。
「育児とキャリアの両立」「キャリアを築く上での悩み」などを複数人で話し合うというものだった。

まぁ、よくある会。

そう、よくある会。

ではみなさんは「男性のキャリアを考える会」はみたことあるだろうか?

なぜ我々女性ばかりが、キャリアを考えさせられるのだろう?
そして、女性のキャリアを考える会には、必ずと言っていいほど〝家庭との両立〟がテーマに含まれる。
男性の育休が普及してきた今こそ、男性がやるべきではないのか?
でも「男性のキャリアを考える会」なんて、今のところ聞いたことがないぞ。

この会を仕切っているのはおじさんだった。
彼らはよかれと思ってやっているのかもしれない。
かもっていうか、多分そう思ってる。
むしろ、本気で「女性のために」と動いている。

いいですか。
女性のためを思うなら、今こそ「男性のキャリアを考える会」をやるべきです。
我々が社会に進出するのと同じ進度で、男性は家庭に進出しなければならないはずなんだから。

という話を、この会で私はしきりに吠え、終わった後の懇親会でも主催者のおじに、「色んな意見は出ましたよ。でもね、意思決定者に女性がいないから、女性の意見は吸い上げられても結果採用されない」と話したら、「いや〜、それは興味深いね」と言いながらメモを取られたが、この意見もきっと、吸い上げられて、採用はされないのだろう。

結局、令和になった今でさえ、女子のキャリアはおじさんの手の中にあるのだ。
おじが悪いというわけではない。
おじしかいない会議室で全てが決まるのが問題なのだ。

男女論に限った話じゃないけど、当事者にならない限り、本当に相手の立場に立って考えるのは、よっぽどの想像力・共感力がないと難しい。

例えば、うちの会社では、「育休中は勤続年数にカウントされない」という規則があった。
まだまだ年功序列がベースのうちの会社では、その規則があるために、育休を取得した女性社員の活躍は遅れがち。

この制度に、私がまだ若手社員の頃、組合で意を唱えたことがあった。
その時の回答は「育休はキャリアが分断される」「その年月は会社に貢献できてない」というものだった。
では、病欠で1年休んだ人も、その分は勤続年数から除外されますか?
その期間はキャリアが分断されてますし、会社に貢献できてないですよね?

と打ち返したら「まぁまぁまぁ」と蔑ろにされ、経営層に届く前に組合内で揉み消されたのを、今も根に持っている。

ところが、最近男性育休が導入された途端、「育休期間も勤務年数にカウントする」という規則に変わった。

嬉しいはずの変化なのに、素直に喜べない。
なんで男性が当事者になると、あっという間にルールが変わるの?

結局、意思決定者が当事者になる可能性がないと、制度は変わらないのだ。

もちろん、少しずつ良くなってきている。
セクハラだってほんの10年前と比べたら、だいぶ少なくなったと思う。
それは、意思決定の場に食い込んだ先人たちと、共感力が高かったおじのおかげだろう。

良くなってるけど、まだまだ平等には遠い。
スピードを加速させるには意思決定の場に女性が座る必要がある。
おじしかいない会議室に、我々が割って入る必要があるのだ。

高市さんが首相になったことは、「意思決定の場に女性が座る」が現実になり得ると示した瞬間だと思う。

国ができたんだ。
次はもっと小さな会議室で、私たちの職場で。

先人がそうしてきたように、声をあげて、力を持って「私たちの普通」を更新していく。
その先人の一人になれるように、私はこれからも書き続けたい。
この記事が、いつか「そんな時代があったんですね」って言われる未来を信じて。

ーーーーーーーーーーーー
更新情報はXで→ サナ