友人に終わりを告げた日①

こんにちは。サナです。
友人関係って、当たり前に続いていくものじゃないんだなと思うことがありました。
子供だったらもっとシンプルだったのかな?大人だったから、ここまで続いたのかな?
色々思うところがあったので、少しだけ、書き残しておこうかなと。

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大人の人間関係って難しい。

3年前くらいだろうか。歳の離れた友人ができた。
10個くらい年下で、おしゃれで、少し毒舌で、自分の芯を強く持っていて、ウィットに飛んだ会話が得意な、チャーミングな子。

私は、自分が思い付かない表現や言い回し、世の中の見方を披露してくる人に弱い。
彼女が発した

「人は感受性を失うたびに強くなれるんですかね?」

という問いかけは名言だと、今も思っている。

私の知らない世界を持っている彼女との時間は新鮮だった。
会社近くの居酒屋で、話題のかき氷屋で、ディズニーランドで、たくさんの話をした。
自分の人生観だったり、最近気になる美味しそうな居酒屋の話だったり、女性としての生きづらさだったり、M-1の話だったり。気になる男の子の話だったり。

ライトな話題から、深い話題まで。同列の会話として並べられる。
楽しくて知的好奇心も満たされる友人だった。

そう。友人だった、と私は思っているが、彼女にとってはどうだったのだろう。

彼女が会話に時折混ぜ込む
「私、友達っていないんですよね」
という一言が気にならなかったと言えば嘘になる。

「あ、私も友達認定ではないのね」と。
少し寂しい気持ちを抱えながらもスルーしていた。

もしかしたら、彼女は彼女で、私からの「やだなー、私が友達じゃん?」待ちだったのかもしれないけど。

そんな彼女との関係に、1つだけ問題があった。
彼女は少し精神的に弱かった。

恋愛でつまづくことがあるたびに、夜中に電話をかけてきて、2時間近く拘束されたり。
仕事の最中に泣きながら電話をかけてきたり。
LINEで「死にたい」「自己肯定感が低い」というネガティブな内容を、長文で連投してくる。

彼女自身、メンタルクリニックに通ったり、カウンセリングを受けたりと努力はしているようだったが、自分の時間に容赦なく割り込まれてくるのは、私には厳しかった。

次第に私はスマホに彼女の名前が表示されるたびに、そっと「今は出られません」をタップするようになってしまった。

誰かと本気で繋がることと、
依存されること。

その線引きってどこにあるんだろう。

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